東京から箱根へ車なし1泊2日モデルコース|強羅泊で巡る王道ルートと宿泊エリアの選び方

新宿から電車で箱根へ向かう車なし1泊2日温泉旅行のイメージイラスト 行き方・モデルプラン
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東京から車なしで箱根へ行こうと思っても、「乗り換えが多くて疲れないかな」「山内の移動時間が読めない」と迷ってしまうこと、ありますよね。

箱根は電車やケーブルカー、ロープウェイ、海賊船、バスが1本の環状ルートでつながっています。実は、ポイントさえ押さえれば車がなくても主要名所を無理なく満喫できる温泉地です。

そこで今回は、東京から車なしで1泊2日を快適に過ごすための「王道モデルコース」と、失敗しない「宿泊エリアの選び分け」をまとめました。

この記事のポイント

  • 車なし箱根は「強羅泊」を軸にした反時計回りルートが最も混雑と移動ロスを避けられる
  • 新宿から小田急ロマンスカー(約85分)と箱根フリーパス(7,100円)の組み合わせが王道
  • スーツケースは箱根湯本駅のキャリーサービス(受付12:00まで)で宿へ直送する
  • 2日目は朝9時に強羅を出発し、大涌谷と芦ノ湖海賊船を午前中に抜けるのが混雑回避の鉄則
  • 帰りのバス渋滞を見越し、元箱根は14時台前半に出発して夕方のロマンスカーに備える
ルート

47都道府県を旅した経験をもとに、「本当に行きやすいか」を、移動時間、乗り換え、現地交通の観点から調査しています。
施設や交通条件は公式情報を優先して確認し、実体験と調査情報を区別して掲載しています。

車なし箱根1泊2日は「強羅泊×反時計回り」が最も失敗しない

東京から車なしで箱根を周遊するなら、「初日に強羅まで登って宿泊し、2日目の午前中に大涌谷・芦ノ湖を抜けて湯本へ下る反時計回りルート」がベストです。

箱根観光の王道である「箱根ゴールデンコース」は、箱根湯本を起点にぐるりと山内を1周できる環状ルートになっています。

箱根湯本から強羅・大涌谷・芦ノ湖を一筆書きで巡る反時計回りルートの簡略マップ

車なしの旅で一番避けたいのは、観光地ごとの混雑待ちや、途中で何度も同じ道を行き来する移動ロスですよね。

反時計回りに進むと、すべての乗り継ぎが一筆書きでつながるため、無駄な引き返しが一切発生しません。

マイカーのように狭い山道の運転や駐車場探しの渋滞に悩まされることもなく、車窓からの景色やお酒をゆったり楽しめるのも車なしならではの魅力です。

さらに、山の中継地点である「強羅」に泊まることで、翌朝一番に大涌谷へ直行できる大きなメリットが生まれます。

【タイムスケジュール】車なし1泊2日 王道モデルコース

1泊2日で箱根を満喫するための、無理のない具体的なタイムスケジュールをご紹介します。

初日は湯本グルメと強羅周辺のアートをゆったり味わい、2日目は朝イチの涼しい時間帯に大涌谷と芦ノ湖クルーズを楽しむ構成です。

箱根1泊2日モデルコースの1日目と2日目の流れを示すタイムライン図

以下に、新宿駅発着を基準にした目安の時間割をまとめました。

1日目:新宿から湯本・強羅へ
  • 09:00
    新宿駅発
    小田急特急ロマンスカーで快適に出発
  • 10:35
    箱根湯本駅着
    乗り換えなし約85分で箱根の玄関口へ到着
  • 10:45
    荷物を預ける
    改札横のキャリーサービスカウンターへ直行
  • 11:00
    湯本商店街でランチ
    名物の湯葉丼や蕎麦を味わい、温泉まんじゅうを食べ歩き
  • 12:45
    箱根登山電車で強羅へ
    3回のスイッチバックを体験しながら山を登る
  • 13:20
    強羅駅着
    山の中継拠点に到着
  • 13:40
    彫刻の森美術館
    駅から徒歩圏の野外美術館でアート散策を満喫
  • 16:30
    強羅の宿にチェックイン
    早めに宿に入り、名湯の温泉と夕食をゆったり楽しむ
2日目:大涌谷・芦ノ湖から湯本・新宿へ
  • 08:30
    チェックアウト
    荷物をフロントに預けて湯本駅へ回送依頼
  • 09:00
    強羅駅からケーブルカー
    朝の澄んだ空気の中を出発
  • 09:15
    早雲山駅で乗換
    展望テラス「cu-mo箱根」で足湯と絶景を楽しむ
  • 09:30
    大涌谷着
    混雑前に到着し、名物の黒たまごや白煙を鑑賞
  • 10:45
    ロープウェイで桃源台へ
    絶景を眺めながら芦ノ湖畔へ下る
  • 11:20
    箱根海賊船に乗船
    芦ノ湖クルーズで湖上からの景色を満喫
  • 11:50
    元箱根港着
    湖畔の主要観光エリアに到着
  • 12:00
    湖畔ランチ&箱根神社
    ベーカリーカフェでランチ後、平和の鳥居を参拝
  • 14:15
    急行バスで湯本へ
    渋滞を避けて箱根新道経由の急行バスで下山
  • 15:00
    箱根湯本駅着
    届いた荷物を受け取り、駅前でお土産選び
  • 16:15
    特急ロマンスカーで帰路
    新宿への直通ロマンスカーで座って快適に帰宅

大涌谷の混雑を避けるコツ

大涌谷やロープウェイ、海賊船は、日帰り客が集中する11:00〜14:00が最も混雑します。強羅に宿泊して朝9時に出発すれば、混雑前の9時半に大涌谷へ到着でき、並ばずに黒たまごや絶景を楽しめますよ。

1日目:湯本商店街でランチ後に強羅へ向かいアートと温泉を満喫

1日目は午前中に箱根湯本へ到着したら、まずは身軽になって駅前の温泉街散策からスタートしましょう。

湯本駅周辺には、湯葉丼や自然薯そばなど美味しいランチスポットが充実しています。名物の温泉まんじゅうを食べ歩きするのも楽しいひとときです。

賑やかな箱根湯本駅前の温泉街商店街と食べ歩きを楽しむ様子のイラスト

お腹が満たされたら、箱根登山電車に乗って山を登っていきます。

3回のスイッチバックを繰り返しながら急勾配を登る電車は、アトラクションのようなワクワク感がありますよね。

強羅駅に着いたら、駅からアクセスしやすい「彫刻の森美術館」へ立ち寄るのがおすすめです。広い敷地に展示された野外彫刻を眺めながら、心地よい風を感じて散策できます。

夕方には強羅の温泉宿へチェックインし、名湯に浸かって旅の疲れをじっくり癒やしてくださいね。

2日目:朝イチの大涌谷と芦ノ湖クルーズを抜けて湯本へ下る

2日目は朝の澄んだ空気の中、ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで大涌谷を目指します。

途中の早雲山駅には、絶景を眺めながら足湯に浸かれるテラス「cu-mo箱根」があるので、乗り換えの合間に立ち寄ってみてください。

木のぬくもりある展望テラスの足湯と遠くに望む大涌谷の山並みイラスト

大涌谷へ着くと、立ち上る白煙と硫黄の香りに圧倒されます。1個食べると寿命が7年延びるといわれる名物の「黒たまご」は外せません。

大涌谷を堪能したら、再びロープウェイに乗って芦ノ湖畔の桃源台港へ下ります。

ここからは中世の帆船を模した「箱根海賊船」に乗り、湖上からの絶景クルーズを楽しみましょう。晴れた日には湖越しに美しい富士山を望むことができますよ。

元箱根港に着いたら、芦ノ湖畔のベーカリーカフェでランチを味わい、神秘的な水中鳥居で知られる箱根神社を参拝して旅を締めくくります。

宿泊エリアが決まった方へ

宿泊エリアはどこにする?「強羅」と「箱根湯本」の選び分け

車なし箱根旅の宿泊地は、「観光周遊をスムーズにしたいなら強羅」「身軽さと夜の温泉街散策を優先するなら箱根湯本」の2択に絞るのが正解です。

車なしの場合、バスの本数が限られる仙石原や芦ノ湖畔の宿を選ぶと、夜や早朝の身動きが取りにくくなってしまいます。

それぞれの特徴を比較表にまとめました。

宿泊エリア 標高と立地の特徴 車なしのメリット 気をつけたい点 おすすめな人
強羅 標高約540m、中継拠点 翌朝9時台に大涌谷へ直行でき混雑を回避できる 坂道が多い。夜の飲食店が少なく2食付き必須 周遊観光をスムーズに楽しみたい人
箱根湯本 標高約100m、玄関口 ロマンスカー直結で荷物が楽。夜も外食しやすい 2日目朝に大涌谷へ行くまで電車で約35分登る 温泉街での食べ歩きや身軽さを重視する人

強羅に泊まる場合は、駅から徒歩5分以内か、無料送迎バスがある宿を選ぶことが大切なポイントです。

一方、箱根湯本に泊まる場合は平坦な道が多く飲食店も豊富ですが、2日目朝に大涌谷を目指すなら早めの出発を心がけましょう。

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荷物と移動ストレスをなくす3つの必須アイテム

車なし箱根旅行を快適に成功させるためには、事前の準備が欠かせません。

特に「キャリーサービス」「箱根フリーパス」「特急ロマンスカー」の3つを上手に活用することで、移動のストレスを一気に解消できます。

駅でスーツケースを預けて身軽に出発する手ぶら観光のイメージイラスト

①箱根キャリーサービス(荷物は手ぶらで宿へ直送)

箱根湯本駅に到着したら、改札を出てすぐのカウンターで「箱根キャリーサービス」を利用しましょう。

スーツケースを預けると、その日の夕方までに箱根山内の提携宿へ届けてくれます。

階段や坂道が多い箱根で、重い荷物を持って電車やロープウェイに乗るのはとても大変です。手ぶらで動ける快適さは一度体験すると手放せません。

キャリーサービスは12:00受付締切!

箱根湯本駅での預かり受付は「8:30〜12:00まで」です(オンライン予約は11:30まで)。12時を過ぎると当日の宿配送ができなくなるため、新宿発のロマンスカーは午前9時台前半の便を選びましょう。

宿泊予定の宿が提携しているかどうかは、事前の確認がおすすめです。料金は普通サイズで1個1,500円となっています。 箱根キャリーサービス公式予約ページ

②箱根フリーパス(8つの乗り物が乗り放題)

箱根山内を巡るなら、「箱根フリーパス(新宿発・2日間有効:7,100円)」の購入が必須です。

登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船、登山バスなど8つの交通機関が乗り放題になり、都度切符を買う行列や小銭の手間がなくなります。

移動区間・乗り物 通常運賃(大人) フリーパス利用
小田急線往復(新宿〜小田原〜湯本) 約2,540円 含む
箱根登山電車(箱根湯本〜強羅) 460円 乗り放題
箱根登山ケーブルカー(強羅〜早雲山) 430円 乗り放題
箱根ロープウェイ(早雲山〜大涌谷〜桃源台) 1,550円 乗り放題
箱根海賊船(桃源台港〜元箱根港) 1,200円 乗り放題
箱根登山バス(元箱根港〜箱根湯本駅) 1,070円 乗り放題
合計金額 7,250円 7,100円(元取れ!)

基本のゴールデンコースを1周するだけでも7,250円かかるため、この時点で元が取れます。さらに美術館巡りバスや施設割引も使えるため、確実にお得です。

自分の旅程で本当に元が取れるか詳しく知りたい方や、逆にフリーパスを買うと大損してしまう3つのパターンを確認したい方は、こちらの詳細記事も参考にしてくださいね。

箱根フリーパスで元が取れるかの損益分岐点をルート別に徹底計算|損する人の特徴も解説
箱根フリーパス(新宿発7,100円・小田原発6,000円)は本当に元が取れるのか?ロープウェイや海賊船などの最新運賃をもとに損益分岐点をルート別に徹底シミュレーション。確実に得する王道ルートと大損する3つのパターンをわかりやすく解説します。

③特急ロマンスカー(全席指定で快適移動)

新宿から箱根湯本までは、小田急特急ロマンスカーを利用するのが最も快適です。

約85分で直通し、全席指定のため確実に座って移動できます。特急料金は片道1,150円(チケットレス購入時)で、フリーパスと併せて事前予約しておくと安心です。

帰りのバス渋滞と悪天候(強風)への実践的な備え

楽しい旅を最後まで気持ちよく終えるために、知っておきたい2つの実践ポイントがあります。

事前に把握しておくだけで、当日の不測の事態にも落ち着いて対応できますよ。

芦ノ湖畔の静かなバス停から箱根湯本へ向かう帰路のイメージイラスト

元箱根は14時台前半に出発してバス渋滞を回避する

2日目の午後、芦ノ湖(元箱根港)から箱根湯本駅へ戻る路線バスは、日曜や祝日の夕方にマイカーの渋滞に巻き込まれることがあります。

通常は約35分で着くところ、渋滞時は20〜30分ほど遅延することも珍しくありません。

帰りのロマンスカーには1時間の余裕を!

渋滞リスクを避けるため、元箱根港は「14時台前半」に出発するバスに乗りましょう。また、元箱根からは曲がりくねった旧道ではなく「箱根新道経由の急行バス(H路線)」を選ぶのがスムーズです。

帰りのロマンスカーは、湯本駅到着予定から1時間ほど余裕を持たせた16:00〜16:30頃の便を予約しておくと、駅前でお土産を買ったりお茶を飲んだりして焦らず過ごせます。

強風でロープウェイが止まったときのリカバリー策

箱根ロープウェイは、大涌谷周辺の強風や悪天候によって運行を見合わせることがあります。

万が一ロープウェイが運休しても、並行して代行バスや路線バスが運行されるため、車なしでも移動できなくなる心配はありません。

天候が崩れた場合は大涌谷や船をあきらめ、強羅や仙石原周辺にある「ポーラ美術館」や「彫刻の森美術館」など、雨でもじっくり楽しめる屋内アート巡りに切り替えるのがおすすめです。

まとめ:車なし箱根は事前の段取りで驚くほど快適になる

東京から車なしで行く箱根1泊2日旅行は、宿泊エリアと周遊の順番さえしっかり押さえれば、運転疲れ知らずで最高のリフレッシュになります。

反時計回りの王道ルートを選び、強羅の温泉と朝イチの大涌谷を満喫する休日程を、ぜひ計画してみてくださいね。

東京から車なしで行ける温泉地をもっと広く比較してみたい方は、熱海や草津、鬼怒川など他エリアとの違いをまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。

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