休日の温泉旅行を計画するとき、「車の運転は疲れるから電車でのんびり行きたいな」と思うことってありますよね。歴史ある温泉地として知られる鳥取県の三朝温泉(みささおんせん)ですが、実は大阪や京都といった関西圏から電車一本でアクセスしやすい温泉地なんです。
「鳥取って遠そうだけど、電車でどれくらいかかるの?」「乗り換えは面倒じゃない?」「着いてから車なしで観光できる?」など、気になる疑問も多いはず。
そこで今回は、大阪・関西発で三朝温泉へ車なし旅行に行く場合のベストなアクセスルートや特急列車の割引活用法、倉吉駅からの接続、さらには現地の徒歩散策と車なし旅にぴったりな送迎付きのおすすめ宿まで詳しくまとめました。ぜひ旅の計画の参考にしてみてくださいね。

大阪・関西から三朝温泉へ電車で行くなら「特急スーパーはくと」がベストな理由
大阪や関西主要駅から三朝温泉を目指すなら、一番確実で快適なアクセス方法は「特急スーパーはくと」を利用してJR倉吉(くらよし)駅へ向かうルートです。
特急スーパーはくとは、京都・新大阪・大阪・三ノ宮など関西の主要駅と、鳥取・倉吉を結ぶ特急列車です。
「新幹線に乗ってどこかで乗り換えるのかな?」と思うかもしれませんが、大阪駅から倉吉駅までは特急スーパーはくとで乗り換えなしの直通・約3時間05分〜3時間15分で到着します。途中で荷物を持って乗り換える手間が一切ないのは、車なし旅にとってかなり嬉しいポイントですよね。
通常期の料金は、大阪〜倉吉間で大人片道8,290円(乗車券4,730円 + 指定席特急料金3,560円)です。全車指定席のため自由席はありませんが、あらかじめ席が確保されているので、週末や旅行シーズンでも座れない心配がありません。ただし大阪発の倉吉行き直通は1日5本(7時台・9時台・10時台・12時台・19時台)と限られるので、午前中の便を押さえておくと昼過ぎに到着するスムーズな旅程が組めますよ。
「e5489」でお得に切符を予約!特急スーパーはくと割引活用術
特急スーパーはくとに乗るなら、きっぷの買い方も少し工夫しておきたいところです。駅の券売機で通常料金のきっぷを買うのも良いですが、JR西日本のネット予約サービス「e5489(いいごよやく)」を活用すると、お得に指定席特急券を手に入れることができます。
おすすめなのが、乗車日の7日前までに予約すると特急料金が割引になる「WEB早特7チケットレス特急券」です。名前のとおりチケットレス専用の商品で、スマホの画面がそのまま特急券代わりになります。
「ネット予約って難しそう…」と感じるかもしれませんが、スマホから簡単に座席指定まで完了します。旅行の予定が決まったら、まずは「e5489」で7日前までに特急券をチェックしてみてくださいね。

コスパ優先なら「直行高速バス」も選択肢!電車と徹底比較
三朝温泉へのアクセス方法としては、電車(特急スーパーはくと)のほかに大阪発の「直行高速バス(山陰特急バス)」という選択肢もあります。
日本交通や日ノ丸自動車が運行しており、大阪(新大阪・梅田・なんば等)から三朝温泉口までダイレクトに結んでいます。所要時間は約3時間20分〜3時間35分で、料金は片道4,700円前後と、特急スーパーはくと(約8,290円)に比べてかなりリーズナブルです。
乗り換えなし・交通費を安く抑えることを最優先にしたい場合は高速バスも魅力的ですが、旅の快適さやスケジュールの確実性を考えると、個人的には特急スーパーはくとがおすすめです。特急列車は揺れが少なくシート間隔も広いため移動疲れが少なく、何より道路状況による遅延のリスクが少ないので、1泊2日の限られた旅の時間を計画通りに使えますよ。

倉吉駅から三朝温泉へのアクセス手順(路線バス vs 宿の無料送迎バス)
JR倉吉駅に到着したら、そこから三朝温泉街までは約20分〜25分ほど移動します。移動手段は「路線バス」または「宿の無料送迎バス」の2通りです。
路線バス(日ノ丸バス)を利用する場合
倉吉駅バスターミナルの3番のりばから、日ノ丸バス(三朝線)に乗車します。
- 所要時間: 倉吉駅から三朝温泉観光商工センター前まで約20分
- 運賃: 片道約260円〜480円前後(降車バス停による)
- 備考: ICOCAやSuicaなどの交通系ICカードが利用可能
日中はおおむね1時間に1〜2本ペースで運行されています。温泉街で降りるバス停は、行き先に応じて「三朝町役場前」「温泉病院前」「三朝温泉観光商工センター前」の3つを使い分けるのが基本です。温泉街の中心へ行くなら「三朝温泉観光商工センター前」を目指しておけば間違いありません。
宿の無料送迎バスを利用する場合
三朝温泉の主要な温泉旅館では、JR倉吉駅からの無料送迎バスを運行しているところが数多くあります。 送迎バスの多くは事前予約制で、特急スーパーはくとの到着時間に合わせて14時台〜17時台に駅へ迎えに来てくれます。路線バスの運賃がかからず、荷物を持ってバス停から歩く必要もないので、送迎対応の宿に泊まるなら宿泊予約時にあわせて送迎を申し込んでおくのが断然おすすめです。
ただし帰りの送迎は午前中の便だけという宿が多い点には注意してください。午後の特急で帰る場合は、路線バスで倉吉駅へ向かうつもりで計画を立てておくと安心です。
車なし旅に便利!倉吉駅送迎ありの三朝温泉おすすめ宿3選
ここからは、JR倉吉駅からの無料送迎に対応しており、車なしでも安心して滞在・観光が楽しめるおすすめの温泉宿を3つご紹介します。
1. 依山楼岩崎(いざんろういわさき)
大正9年創業、三朝温泉を代表する老舗旅館で、三朝川沿いの温泉街中心部に位置しています。
- 車なしポイント: JR倉吉駅からの無料送迎バスあり(前日までの予約制、迎えは14:20〜18:00、送りは9時・10時・11時の3便)。温泉街の中心に位置するため、チェックイン後の足湯巡りや温泉街散策へのアクセスが抜群です。
- 魅力: 回遊式大庭園露天風呂「山の湯」を中心に大小12ヶ所の風呂があり、ラジウム温泉を心ゆくまで堪能できます。伝統的な和の風情を感じながらゆったり過ごしたい方にぴったりです。
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料金や宿泊プランは予約サイトによって異なる場合があります。
2. 三朝館(みささかん)
広大な日本庭園と豊富な湯量を誇る本格温泉旅館です。
- 車なしポイント: JR倉吉駅からの無料送迎あり(要事前予約、迎えは14:10・15:30・16:20・17:30の4便、送りは8:20・9:30・11:00)。大阪発の高速バスで向かう場合は「三朝温泉口」バス停からの送迎にも対応しています。
- 魅力: 敷地内に源泉を持つ自家源泉かけ流しで、三朝随一といわれる湯量が自慢。千坪の日本庭園に包まれた庭園露天風呂「心酔の湯」をはじめ、十二の湯処を巡れます。
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料金や宿泊プランは予約サイトによって異なる場合があります。
3. 大江戸温泉物語 Premium 斉木別館
明治10年創業、広大な日本庭園とモダンな快適さが融合した人気宿です。
- 車なしポイント: JR倉吉駅からの無料送迎バスあり(要事前予約)。
- 魅力: 旬の食材を味わえる豪華な和洋バイキングと、ライトアップされる日本庭園を眺める露天風呂が魅力。一人旅からご夫婦・カップルまで、気軽に温泉旅を楽しみたい方におすすめです。
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料金や宿泊プランは予約サイトによって異なる場合があります。

車なしで楽しめる!三朝温泉街の徒歩散策・日帰り湯巡りマップ
「宿に着いたあと、車がないとどこにも行けないのでは…?」と心配になるかもしれませんが、三朝温泉街は主要なスポットが半径500m圏内にぎゅっと固まっているため、徒歩だけで十分楽しめます。
徒歩で周れるおすすめスポット
- 三朝橋・河原風呂(徒歩1分): 温泉街のシンボルである三朝橋のたもとにある無料の混浴露天風呂と足湯「河原の湯」。川のせせらぎを聞きながら気軽に湯浴みが楽しめます。ただし奇数日の7時〜12時は清掃のため入浴できません。
- 薬師の湯(徒歩3分): 温泉街中央の薬師堂前にある足湯&飲泉場。三朝のラジウム温泉は飲むこともでき、まろやかなお湯を体験できます。飲泉は24時間、足湯は8時〜21時(月曜のみ10時〜)です。
- かじかの湯(徒歩数分): 温泉街の散策途中に立ち寄れる足湯。歩き疲れた足を休めるのにちょうどいい場所です。
- 株湯(徒歩約10分): 三朝温泉の発祥の地とされる元湯で、入浴料は大人400円・小人250円。温泉街東端にあり、パワフルな熱湯を味わいたい温泉好きに人気です。開始時刻が時期によって9時・10時・12時と変わるので、朝いちで行くつもりなら事前に確認しておきましょう。
なお、以前この一帯にあった公衆浴場「たまわりの湯」は閉館しています。温泉街で日帰り入浴ができる公衆浴場は株湯だと覚えておくと、現地で迷いません。
荷物預かりと昼食のポイント
早めに到着した場合は、倉吉駅構内のコインロッカーか、温泉街入口にある「三朝温泉観光商工センター(観光案内所)」のロッカーに荷物を預けましょう。宿泊予定の宿のフロントでチェックイン前に預かってもらえることも多いので、予約時に聞いておくとさらに身軽に動けます。
昼食は、温泉街の情緒あふれるノスタルジックな通り沿いにあるお食事処で、地元産の食材を使ったランチをのんびり味わうのがおすすめですよ。このあたりは鳥取名物の牛骨ラーメンを出すお店もあります。

車なし旅の注意点とおすすめの1泊2日モデルスケジュール
最後に、車なしで三朝温泉を楽しむ際の注意点と、おすすめの1泊2日モデルスケジュールをご紹介します。
車なし旅の注意点
- 路線バスの最終便チェック: 倉吉駅発の三朝温泉行き路線バス最終便は19:25です(平日・土日祝共通)。夕方以降に到着する場合は便数が少なくなるため、できれば17時頃までに倉吉駅へ到着するスケジュールを組むと安心です。
- 帰りのバスと特急の接続: 帰りは乗る特急の1時間前には温泉街を出るバスに乗るのが鉄則です。たとえば14:42発の特急に乗るなら、14時台のバスでは倉吉駅到着が14:49となり間に合いません。なお、バスの運行ダイヤは改正される場合があるため、お出かけ前に必ず日ノ丸バスの最新時刻表をご確認ください。
- 夜の温泉街散策: 夜になると温泉街の灯りが落ち着き、風情ある雰囲気になります。足湯や夜の散策に出かける際は、宿のフロントで提灯(ランタン)や下駄を借りて出かけると安全に散策を楽しめますよ。
おすすめの1泊2日モデルスケジュール
【1日目:特急スーパーはくとで出発(モデル例)】
- 10:56 大阪発 特急スーパーはくと5号に乗車(※特急の運転日や時刻は曜日・運行日により異なる場合があるため、事前に公式時刻表をご確認ください)
- 14:05 JR倉吉駅に到着
- 14:10〜14:20頃 【宿送迎の場合】事前予約した各宿の送迎バスに乗車(依山楼岩崎14:20発、三朝館14:10発など、予約時に案内された便に従って移動)
- 14:40発 【路線バスの場合】倉吉駅3番のりばから日ノ丸バスに乗車(約20分で三朝温泉観光商工センター前着)
- 14:30〜15:00頃 三朝温泉に到着、宿にチェックイン・荷物を置く
- 15:15 三朝橋周辺や薬師の湯で足湯巡り&温泉街レトロ通りを散策
- 18:00 宿で自慢の温泉と夕食を堪能
【2日目:温泉街を満喫して帰路へ】
- 08:00 朝風呂&朝食
- 10:00 チェックアウト。荷物を宿に預けて株湯や河原風呂へ
- 12:00 温泉街でのんびりランチ
- 13:40 三朝温泉観光商工センター前から路線バスで倉吉駅へ
- 14:06 倉吉駅に到着(次の便では14:42発の特急に間に合いません)
- 14:42 倉吉駅発 特急スーパーはくと12号に乗車
- 17:50 大阪駅に到着・帰宅
鳥取県の三朝温泉は、特急スーパーはくとを使えば大阪から乗り換えなしでアクセスでき、現地でも倉吉駅からの送迎や徒歩圏内のコンパクトな温泉街のおかげで、車がなくてもまったく困ることなく満喫できる素晴らしい温泉地です。
次の休日はぜひ電車に揺られながら、歴史ある三朝の湯で心身ともにリフレッシュする旅に出かけてみませんか?


