「次の休日は京都へ行って、久しぶりに定番のお寺や街並みを眺めてみたいな」と思うことってありますよね。
ただ、京都観光で気になるのが市バスの混雑や道路の渋滞。「できればバスを使わないで、電車と徒歩だけでスマートに回りたいな」と考える方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、京都の観光地は広範囲に点在しています。「駅から遠くて歩き疲れてしまわないか」「本当に電車だけで行けるのかな」と不安になりますよね。
実は、行きたい場所に合わせて「降りる駅」と「最後の徒歩」を整理しておけば、バスの混雑を避けながら無理のない観光を楽しめますよ。
この記事のポイント
- 二条城や伏見稲荷は駅から徒歩約3分で到着できるが、清水寺は駅から約25分の坂道歩行が必要
- 伏見稲荷と東山(清水寺方面)を巡る場合は、京都駅へ戻らず京阪線を使うと直通約6分で移動可能
- 金閣寺など駅から40分以上歩く名所は、地下鉄で北大路駅まで近づいてから市バスを添えると負担が少ない
京都観光でバスを使わないなら鉄道と徒歩でどこまで近づけるか
二条城と伏見稲荷は駅から徒歩約3分で門前へ入れ、清水寺は鉄道で近づいた後に約25分歩けば到着できます。
金閣寺のように駅から約40分歩く場所は無理をせずバスを組み合わせるのが現実的で、見たい景色と歩ける距離に合わせて入口駅を選ぶのが基本です。
京都の定番スポットは、それぞれ見どころや体験できる景色が大きく異なります。
二条城では国宝・二の丸御殿の障壁画や池庭、伏見稲荷大社では朱の千本鳥居、清水寺では音羽山の断崖に建つ本堂の舞台が迎えてくれます。
まずは、各名所へ鉄道と徒歩だけでどこまで近づけるかを比べてみましょう。
| 定番名所 | 入口駅・徒歩と移動の判断 |
|---|---|
| 二条城 | 二条城前駅から徒歩約3分(230m)。鉄道と短い徒歩で快適 |
| 伏見稲荷大社 | JR稲荷駅から徒歩約3分(170m)。鉄道と短い徒歩で快適 |
| 清水寺 | 清水五条駅から徒歩約25分(1.4km)。東山の町歩きとして成立 |
| 金閣寺 | 北大路駅から徒歩約42分(2.8km)。地下鉄にバスを添えるのが現実的 |
すべての名所を徒歩だけで結ぼうとすると、途中で疲れて観光を楽しめなくなってしまいます。
駅からすぐに門前へ入れる場所と、歩行時間やバスが必要な場所を切り分けるだけで、無理のない観光予定がぐっと立てやすくなりますよ。
二条城・伏見稲荷・清水寺へ向かう駅と門前までの徒歩ルート
二条城は地下鉄二条城前駅から東大手門まで徒歩約3分(230m)、伏見稲荷はJR稲荷駅から楼門まで徒歩約3分(170m)と駅から歩いてすぐですが、清水寺は京阪清水五条駅から仁王門まで清水坂を上り約25分(1.4km)歩きます。
同じ定番名所でも、最寄り駅を降りてからの歩行量は大きく異なります。二条城と伏見稲荷は駅から徒歩約3分、清水寺は約25分の坂道歩行という差を把握して、それぞれの詳しいアプローチを見ていきましょう。
二条城前駅とJR稲荷駅は駅からすぐに門前へ着く
電車を降りてからすぐに観光を始めたい日にぴったりなのが、二条城と伏見稲荷大社です。駅からすぐに観光を始めたい日は二条城と伏見稲荷が組みやすいといえます。
二条城へ向かうなら、地下鉄東西線の二条城前駅が便利です。京都駅からは地下鉄烏丸線に乗り、烏丸御池駅で東西線へ乗り換えて約15分(運賃260円)。地上へ出ると、東大手門までは徒歩約3分(230m)で到着します。

城内へ入れば、国宝・二の丸御殿の障壁画や欄間彫刻、池庭の観覧が待っています。城内をじっくり歩く時間をたっぷり残せるのがうれしいですね。
一方、伏見稲荷大社へは京都駅からJR奈良線を使うのがとてもスムーズです。直通電車に乗れば約5分(運賃150円)でJR稲荷駅に着きます。
JR稲荷駅から伏見稲荷大社の楼門までは、表参道を経て徒歩約3分(170m)ほどで到着します。電車を降りてすぐに、楼門の前へ進むことができますよ。
千本鳥居は楼門をくぐった先の奥社参道にあります。さらに奥の稲荷山まで参拝する場合は山歩きの時間が加わりますので、門前までの近さと山内の参拝時間は分けて考えておきましょう。
清水寺は清水五条駅から清水坂の上り坂を約25分歩く
清水寺も電車と徒歩だけでアクセスできますが、駅から門前まではしっかり歩く心づもりをしておくのが大切です。清水五条駅から清水寺へは上り坂を約25分歩く前提で予定を組む必要があります。
清水寺への鉄道の玄関口となるのは、京阪本線の清水五条駅です。京都駅からはJR奈良線で東福寺駅へ向かい、京阪本線へ乗り継いで約20分(運賃330円)で到着します。
清水五条駅から正門である仁王門までは、五条通から清水坂を上って徒歩約25分(1.4km)の道のりです。

清水五条駅から仁王門までは上り坂が続き、約25分(1.4km)歩くため、足元は歩きやすい靴を選んでおくのが安心です。門前までの坂道を歩く時間を散策の予定として組み込んでおきましょう。
音羽山の断崖に建つ本堂の舞台や仁王門は、坂道を上りきった先に広がる見どころです。境内に入ってからの見学時間も含めて、ゆとりのある予定を組んでおきましょう。
京都駅へ戻らずに伏見・東山・二条をつなぐ鉄道路線
伏見稲荷から東山(清水寺方面)へ移動する際は、京阪本線を使えば伏見稲荷駅から清水五条駅まで直通約6分(240円)で移動でき、京都駅へ戻る必要はありません。
複数の地区を観光するとき、毎回京都駅を経由していると乗り換えや移動で時間が取られてしまいますよね。伏見稲荷から東山へは京都駅へ戻らず京阪線で直通すると、地区同士をスマートに結べます。
伏見稲荷大社を参拝したあと清水寺方面へ向かうなら、楼門から歩いて京阪本線の伏見稲荷駅へ向かいましょう。

楼門から西へ進み、JR線の踏切を渡ってから橋を越えると、徒歩約5〜6分(350m)で京阪本線の伏見稲荷駅に着きます。
伏見稲荷駅から清水五条駅までは直通電車で約6分(運賃240円)。あっという間に東山エリアの入口まで抜けられます。
また、二条城から祇園(東山)へ向かう場合も便利です。地下鉄東西線の二条城前駅から三条京阪駅へ向かい、京阪本線の三条駅から祇園四条駅へ乗り継げば約20分(運賃400円)で移動できます。
地区間を移動する際は、電車の乗車時間だけでなく、スポットから駅への歩行時間(伏見稲荷の楼門から京阪駅への約6分、清水五条駅から仁王門への約25分)も合算して予定を立ててみてくださいね。
金閣寺のように駅から遠い名所は無理せずバスを組み合わせる
金閣寺のように地下鉄の北大路駅から徒歩40分以上かかる名所は、京都駅から全区間バスに乗るのではなく、地下鉄烏丸線で北大路駅まで進み、そこから市バスに乗り換えると歩行負担を大きく減らせます。
京都の定番寺社のなかには、最寄り駅から歩くには少し距離がある場所もあります。駅から遠い名所は地下鉄で近づいてから短いバスを添える柔軟さを持っておくと安心です。
金閣寺の場合、地下鉄烏丸線の北大路駅から総門までは徒歩約42分(2.8km)かかります。観光の途中で往復1時間半近く歩くのは、さすがに体力的にも厳しいですよね。
そこで役立つのが「地下鉄+短い市バス」の組み合わせです。
京都駅から地下鉄烏丸線で北大路駅まで進み(約13分・運賃260円)、隣接する北大路バスターミナルから市バス(205系統など)に乗ると約11分(運賃230円)で金閣寺道バス停に着きます。
京都駅から金閣寺道バス停までの移動時間は乗り換えを含めて約30分、運賃の合計は490円です。
金閣寺の総門へは、金閣寺道バス停で下車してからさらに徒歩約5分(350m)歩きます。北大路駅から総門まで徒歩約42分(2.8km)歩く場合と比べると、歩行負担を大きく抑えられます。
京都駅前からの長距離バスに乗るのと比べても、道路渋滞の影響を受けやすい区間を地下鉄でパスできるため、時間の見通しが立ちやすいメリットがあります。
鏡湖池と金箔の舎利殿を落ち着いて鑑賞するためにも、駅から離れた名所では無理をせずバスの力を借りてみてくださいね。
入口となる駅と歩く距離の目安が掴めたら、次は「1日でどう巡るか」という旅程を具体的に組み立ててみましょう。電車と徒歩で無理なく回る日帰りの一人旅プランは、こちらの記事で詳しく紹介しています。



