宇都宮から電車で行く日帰り旅行4選|日光・栃木市・鬼怒川・上野を比較

電車の旅を中心に社寺、蔵の街、渓谷、公園を描いた日帰り旅行のイラスト 旅行先を探す
記事内に広告が含まれています。

「休日に電車で少し遠くへ出かけたいな」と思っても、どこへ行けば一日しっかり楽しめるか迷うことってありますよね。

ネットで探すと宇都宮を訪れる観光記事やツアー旅行も多く、宇都宮駅から電車で出発するプランが意外と見つけにくかったりします。

宇都宮からの電車日帰り旅は、移動の早さだけでなく「その日どんな時間を過ごしたいか」で選ぶとスムーズです。朝9時台に出発して夕方に無理なく戻れる、4つの行き先を比べてみましょう。

この記事のポイント

  • 宇都宮からの電車日帰りは、社寺の日光・蔵の街の栃木市・温泉の鬼怒川・文化施設の上野と、休日の過ごし方で選べる
  • 4方面とも朝9時台に宇都宮駅を出れば、乗換や現地移動を含めても日帰りで十分に楽しめる
  • 電車での移動時間を土台にしつつ、駅から見どころまでの歩きやすさや現地で過ごしたい時間で行き先を決めよう
ルート

47都道府県を旅した経験をもとに、「本当に行きやすいか」を、移動時間、乗り換え、現地交通の観点から調査しています。
施設や交通条件は公式情報を優先して確認し、実体験と調査情報を区別して掲載しています。

宇都宮から電車で行く日帰り旅行は、休日に楽しみたい体験で4方向に分かれる

宇都宮駅から電車で日帰り旅行へ出かけるなら、歴史ある社寺を見る日光、川沿いの蔵の街を歩く栃木市、渓谷散策と温泉を楽しむ鬼怒川、文化施設と公園を巡る上野の4方面がおすすめです。

どの目的地も、宇都宮駅を朝9時台に出発すれば午前中に現地へ着き、夕方には無理なく宇都宮へ帰ってこられます。

まずは下の比較表から、自分が過ごしたい休日のイメージに近い行き先を見つけてみてください。出発条件を揃えるため、表はJR宇都宮駅発を基準にしています。

目的地 休日の主役・体験 宇都宮駅からの経路 片道所要時間 片道運賃 駅から見どころへの移動 向いている過ごし方
日光 世界遺産の社寺と門前町散策 JR日光線(直通) 約42分 810円 路線バス約8分+徒歩10分 歴史ある建造物をじっくり鑑賞したい日
栃木市 巴波川沿いの蔵の街並み散策 JR宇都宮線→小山乗換→両毛線 約1時間 720円 駅から徒歩約14分 川沿いの古い街並みをマイペースに歩きたい日
鬼怒川温泉 渓谷の絶景と日帰り温泉 JR日光線→今市/下今市乗換→東武鬼怒川線 約1時間40分 990円 駅から徒歩約5分 吊橋からの景色と良質な温泉で癒やされたい日
上野 総合博物館と緑豊かな大公園 JR宇都宮線・上野東京ライン(直通) 約1時間45分 2,090円 駅から徒歩約10分 天候を気にせず多彩な文化・芸術に触れたい日
宇都宮を起点に日光、鬼怒川温泉、栃木市、上野の方角を示す簡略地図

移動時間が一番短いのは日光ですが、駅から東照宮まではバスを利用するのが一般的です。一方、栃木市は小山駅での乗換が1回あるものの、駅から歩いて街歩きを始められます。

「新幹線を使えばもっと遠くへ行けるのでは?」と思うかもしれませんが、日帰りでは現地で過ごす時間のゆとりが何より大切です。

移動時間だけで決めず、現地でどんな景色を見て過ごしたいかを思い浮かべながら、気になった行き先を詳しく見ていきましょう。

JR直通で社寺の歴史に浸る日光

JR日光線に乗れば、宇都宮駅から直通約42分で日光駅へ到着します。

日光東照宮の荘厳な社寺建築を拝観し、門前町で名物の湯波料理やランチを味わう贅沢な休日を、日帰りでゆったり満喫できます。

杉木立の中の華やかな社寺と門前を歩く人を描いた日光のイラスト

日光駅からはバスを使い、東照宮と門前町をゆったり巡る

日光駅から日光東照宮までは約2.5kmあり、歩くと40分ほどかかります。駅前のバス乗り場から路線バスに乗り、安川町などの停留所から歩くのがスムーズです。

朝9時台に宇都宮駅を出発する、東照宮と門前町を日帰りで楽しむ目安の時間割を見てみましょう。

日光東照宮を満喫する日帰りモデルコース
  • 09:36
    宇都宮駅発
    JR日光線の直通電車に乗り、のんびり揺られながら日光へ向かいます。
  • 10:18
    日光駅着
    クラシックな木造駅舎を出て、駅前の路線バス乗り場へ進みます。
  • 10:40
    日光駅前発
    路線バスに乗車し、約8分で安川町バス停へ到着。そこから徒歩10分ほどで東照宮へ。
  • 11:00
    日光東照宮を拝観
    陽明門をはじめとする国宝や重要文化財をじっくり鑑賞します(拝観料大人1,600円)。
  • 13:00
    門前町で昼食
    表参道や門前町周辺のお店で、日光名物のランチを味わいます。
  • 14:00
    神橋周辺を散策
    朱塗りの美しい神橋や川沿いの景色を眺めながら、駅方面へ向けて散歩を楽しみます。
  • 16:19
    日光駅発
    再びJR日光線の直通電車に乗り、夕方17時過ぎには宇都宮駅へ戻れます。

日帰りで中禅寺湖や華厳の滝など奥日光まで足を延ばそうとすると、バスの移動時間が長くなり現地が慌ただしくなってしまいます。

社寺エリアと門前町に絞ることで、心にゆとりのある旅になりますよ。

冬は受付終了が1時間早まる点に気をつける

日光東照宮を訪れる際に覚えておきたいのが、季節による拝観時間の違いです。

4月から10月までは17:00閉門(受付は16:30まで)ですが、11月から3月の冬期は16:00閉門(受付は15:30まで)と1時間早まります。

冬の時期に出かけるなら、午後の拝観時間をしっかり確保できるよう、朝の電車を遅らせずに午前中の早い時間帯から行動を始めましょう。

巴波川沿いの蔵の街並みをのんびり歩く栃木市

古い街並みをマイペースに歩いてリフレッシュしたいなら、蔵の街として知られる栃木市がぴったりです。

宇都宮駅からJR線で小山駅を経由して約1時間、東武宇都宮駅からなら直通約40分で到着し、駅から歩いて川沿いの穏やかな風景に出会えます。

巴波川沿いの黒い見世蔵と白壁の土蔵を描いた栃木市の街歩きイラスト

宇都宮から栃木市へ向かうルートは、利用する駅によって2つに分かれます。

  • JR宇都宮駅発: 宇都宮線で小山駅へ向かい両毛線に乗換(片道720円、所要約1時間)
  • 東武宇都宮駅発: 東武宇都宮線の直通電車を利用(片道430円、所要約40分)

東武宇都宮駅を利用しやすい方なら、乗り換えなしでお得に向かうことができます。自宅から出発しやすい駅に合わせて選んでみてくださいね。

駅から15分ほど歩くと、かつて舟運で栄えた巴波川(うずまがわ)のほとりに出ます。川沿いには黒塗りの見世蔵や白壁の土蔵が立ち並び、水辺の風景を眺めながらゆったりと散策を楽しめます。

街歩きの拠点になるのが、駅から徒歩約14分の場所にある観光施設です。

見世蔵を活用した館内では観光案内のほか、食事やお土産選びを楽しめます(開館時間は9:00〜18:00、年末年始休業)。散策の合間に立ち寄るのに便利です。

観光案内やお食事処などの詳しい案内は、とちぎ蔵の街観光館(栃木市観光協会)で確認できます。

ちなみに、JR宇都宮駅から気軽に行ける歴史の街としては、烏山線で行く那須烏山市(烏山駅)も魅力的な候補です。

  • 烏山(烏山線直通49分・片道620円): 「山あげ会館」(徒歩約6分・入館料大人300円)や「烏山和紙会館」(徒歩約11分・入館無料)があり、伝統の祭文化や工芸を深く知りたい日にぴったり
  • 栃木市(小山乗換約1時間または東武直通40分): 特定の展示施設に縛られず、屋外の川沿いや蔵の街並みを自分のペースで気ままに歩きたい日にぴったり

その日に楽しみたい街歩きのスタイルに合わせて選んでみてくださいね。栃木市なら夕方16時台の電車で17時過ぎ、烏山なら17時台の電車で18時過ぎには宇都宮へ戻れるので、どちらも無理のない日帰りで楽しめますよ。

渓谷の空気と駅近の温泉でリフレッシュする鬼怒川温泉

休日に温泉と自然の景色を満喫したいなら、鬼怒川温泉が一番の候補になります。

宇都宮駅からJR日光線と東武線を乗り継いで約1時間40分。駅から歩いてすぐの宿で良質な温泉に浸かり、渓谷にかかる吊橋からの絶景を眺める贅沢な休日が過ごせます。

鬼怒川の渓谷に架かる歩行者用吊橋と山並みのイラスト

鬼怒楯岩大吊橋の渓谷美と駅前の足湯を楽しむ

宇都宮駅から日光線で今市駅へ向かい、下今市駅へ歩いて連絡してから東武鬼怒川線に乗換えます(片道990円)。午前11時台前半には鬼怒川温泉駅に到着します。

駅を出るとすぐ目の前に無料の足湯があり、電車の移動で疲れた足をさっそく温めることができます。

駅から少し足を延ばして訪れたいのが「鬼怒楯岩大吊橋(きぬたていわおおつりばし)」です。高さ数十メートルの橋の上からは、緑豊かな山々と鬼怒川の澄んだ清流が一望でき、爽快な渓谷美を間近に感じられます。

駅から徒歩5分の宿で温泉に浸かり、午後の時間を味わう

散策とお昼ご飯のあとは、待ちに待った温泉の時間です。

鬼怒川温泉駅周辺には日帰り入浴を受け付けている温泉宿があり、駅から徒歩約5分の「鬼怒川パークホテルズ」の大浴場が利用しやすいです。

  • 利用時間: 12:00〜18:00(木曜のみ15:00〜、最終受付17:00)
  • 入浴料: 大人1,100円
  • 駅からの距離: 鬼怒川温泉駅から徒歩約5分

広々とした大浴場で手足を伸ばせば、日頃の疲れも吹き飛びますよ。なお、混雑状況やメンテナンスによって受付時間が変更される場合もあるため、当日に受付状況を確かめてから向かうと安心です。

なお、温泉そのものの泉質や歴史ある湯治場の風情をじっくり味わいたいなら、那須湯本の「鹿の湯」も素晴らしい行き先です。

宇都宮駅から黒磯駅までJR線で行き、路線バスに乗って向かいます(片道約1時間40分、片道運賃1,984円)。風情ある木造浴舎で大人500円で入浴でき、現地に約5時間半滞在できます。

本格的な白濁の硫黄泉に浸かりたいなら那須湯本も魅力的ですが、往復の交通費が約2,000円安く、駅から歩いて吊橋散策と温泉を両立できる手軽さなら鬼怒川温泉が優れています。

16時過ぎの電車に乗れば18時頃には宇都宮駅に戻れるので、温泉の余韻に浸りながら夕食の時間を迎えられます。

新幹線や在来線で文化施設と公園を巡る上野

「休日は栃木県を出て、豊かな文化やアートに触れたい」。そんな日には、東京都内の上野がぴったりの目的地になります。

宇都宮駅から在来線直通で約1時間45分、新幹線を使えば約43分で上野駅へ到着。駅のすぐ隣に広がる上野恩賜公園の自然と、東京国立博物館などの充実した展示を一日楽しめます。

上野恩賜公園の木立と東京国立博物館本館へ続く道のイラスト

JR上野駅の公園口改札を出ると、目の前には上野恩賜公園の広大な緑が広がっています。公園内を10分ほど歩けば、日本で最も長い歴史を持つ「東京国立博物館」へ到着します。

東博コレクション展(平常展)は一般1,000円で鑑賞でき、国宝や重要文化財をはじめとする多彩な名品が揃っています。展示室が広々としているため、雨の日でも天候を気にせず一日中充実した時間を過ごせます。

移動手段は、予算と滞在時間に合わせて選べます。

  • 在来線(宇都宮線・上野東京ライン直通): 片道2,090円(往復4,180円)、所要約1時間45分。上野に約6時間滞在できます。
  • 新幹線(東北新幹線): 片道指定席4,920円(往復9,840円)、所要約43分。朝9時台の代表便同士の比較で、上野での滞在時間が約1時間増えます。

「移動費を抑えてのんびり向かうか」「往復で約5,660円プラスして滞在時間を約1時間延ばすか」、その日の気分やお財布と相談して選んでみてくださいね。

また、県外の落ち着いた文化や緑を楽しむなら、埼玉県の大宮・土呂エリアも有力な選択肢です。宇都宮駅から在来線で片道1,410円(所要約1時間12分〜16分)と、上野より往復で1,360円安く移動できます。

  • 大宮・土呂(片道1,410円・所要約1時間15分): 世界的な名品が揃う「大宮盆栽美術館」(観覧料一般310円)や緑豊かな「氷川神社」など、落ち着いた工芸や神社を低負担で楽しみたい日にぴったり
  • 上野(片道2,090円・所要約1時間45分): 日本美術から考古・東洋美術まで網羅する「東京国立博物館」と広大な上野恩賜公園で、多彩な文化と大都市の賑わいを味わいたい日にぴったり

都内を日帰りで歩き回る際は、手荷物をできるだけコンパクトにまとめておくと足取りがぐっと軽くなります。電車旅での荷物の預け方やまとめ方のコツは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

電車旅行の荷物はどうする?日帰り・1泊の量と預け方、バッグの選び方
電車旅行の荷物を、日帰り・1泊・乗換の有無で決める方法を解説。手元バッグと本体バッグの分け方、駅ロッカー・ホテル預け・当日配送の使い分け、バッグやパッキング用品を買う基準まで整理します。

夕方17時台の電車に乗れば、夜の18時〜19時前には宇都宮へ帰ってこられます。

次の休日の気分に合わせて、出かけたい行き先を一つ決めよう

宇都宮駅から電車で行く日帰り旅行は、社寺の日光、蔵の街の栃木市、温泉の鬼怒川、文化施設の上野から、休日に楽しみたい気分を一つ選ぶだけで決まります。

電車の時刻や乗換はあくまで旅を楽しむための土台です。大切なのは、現地でどんな時間を過ごしてリフレッシュしたいかです。

4つの行き先をもう一度振り返ってみましょう。

  • 荘厳な世界遺産の社寺と門前町をじっくり歩くなら「日光」
  • 川沿いの蔵の街並みをマイペースに散策するなら「栃木市」
  • 渓谷の絶景を眺め、駅近の良質な温泉で癒やされるなら「鬼怒川温泉」
  • 天候を気にせず多彩な文化・芸術と大きな公園を満喫するなら「上野」

どの行き先も、朝9時台に宇都宮駅を出発すれば、現地で無理なく充実した一日を過ごせます。

今度の休みは電車に揺られて、普段とちょっと違う素敵な時間を楽しんでみてくださいね!