京都へ旅行するなら、清水寺周辺の情緒ある町並みも、嵐山の美しい自然も両方楽しみたいですよね。
でも、車を使わずに1泊2日で回るとなると、離れた2つのエリアをどう移動すればいいのか、荷物を持って歩き疲れないか、悩むことも多いはずです。
東山と嵐山は、初日に東山、翌朝に嵐山と日ごとに1エリアへ絞ると落ち着いて回れます。京都駅を拠点に電車でアクセスすれば、移動に追われずゆったり楽しめますよ。
今回は、午前中に京都駅を出発して無理なく名所を満喫できる目安時間割と、手荷物を預けて身軽に歩くコツをご紹介します。
この記事のポイント
- 初日は清水寺から祇園、翌日は天龍寺から嵐山と、日ごとに1エリアへ絞ると車なしでもゆとりを持って回れる
- 移動はすべて鉄道と徒歩で完結し、大きな手荷物は京都駅のコインロッカーや宿へ預けると身軽に散策できる
- 宿泊拠点を京都駅周辺にしておくと、初日夕方の荷物回収と翌朝のJR嵐山行きがスムーズになる
京都を車なしで巡る1泊2日の全体ルート|初日東山・翌日嵐山の分け方
初日に清水寺から祇園までの東山、翌朝に天龍寺から渡月橋までの嵐山と日ごとに1エリアへ絞れば、車なしでも移動に追われず、寺社拝観・町歩き・景色・食事を落ち着いて楽しめます。

京都観光で疲れやすい原因の多くは、離れた名所を1日に詰め込んで移動で慌ただしくなってしまうことです。
東の清水寺周辺と西の嵐山は、同じ日に移動せず、京都駅を起点に1日1エリアずつ訪れると、見学や食事の時間をしっかり確保できます。
移動はすべて電車と徒歩で完結します。東山へはJRと京阪電車を乗り継ぎ、嵐山へはJR嵯峨野線の直通列車に乗るだけなので、道順もシンプルです。
ここでは、午前10時に京都駅へ到着する目安の時間割をまとめました。実際の時刻は目安として、旅程の流れを掴んでみてくださいね。
- 1日目 10:00〜10:30京都駅到着・手荷物預け
駅のコインロッカーや対応する宿へ荷物を預け、身軽に出発します。
- 1日目 10:30〜11:00電車で清水五条駅へ
JR奈良線で東福寺駅へ向かい、京阪本線に乗り換えます。
- 1日目 11:30〜12:30清水寺を参拝
参道の坂道を歩いて境内へ。舞台からの景色を眺めます。
- 1日目 12:30〜13:30門前周辺で昼食
清水坂周辺の落ち着いた食事処でランチ休憩を取ります。
- 1日目 13:30〜15:00産寧坂・二寧坂を散策
風情ある石畳の坂道や町家の並びをのんびり歩きます。
- 1日目 15:00〜17:00八坂神社・祇園を散策
境内を通り祇園の街へ。疲れたらカフェなどでひと休み。
- 1日目 17:00〜17:30電車で京都駅へ戻る
祇園四条駅から東福寺駅経由でJR奈良線に乗り換えます。
- 1日目 17:30〜夜荷物回収・チェックイン
預けた荷物を受け取り、駅周辺の宿へチェックインします。
- 2日目 7:00〜8:00朝食・チェックアウト
宿で朝食を済ませて出発の身支度を整えます。
- 2日目 8:00〜8:15手荷物預け・ホーム移動
その時間帯に使える駅ロッカーや対応宿へ荷物を預け、8時台のJR嵯峨野線ホームへ向かいます。
- 2日目 8:15〜8:45JR嵯峨野線で嵐山へ
京都駅から普通列車で嵯峨嵐山駅へ向かいます。
- 2日目 9:15〜10:00朝の天龍寺庭園を参拝
駅から歩いて天龍寺へ。曹源池庭園の景色を鑑賞します。
- 2日目 10:00〜11:00竹林の小径を散策
天龍寺北門から抜けて、木漏れ日が差し込む竹林を歩きます。
- 2日目 11:00〜12:00渡月橋・川辺で休憩
開放的な桂川沿いを歩き、川辺の景色を眺めてひと息入れます。
- 2日目 12:00〜13:00嵐山で昼食・お店めぐり
通り沿いのお店で昼食やお土産選びを楽しみます。
- 2日目 13:30ごろ嵯峨嵐山駅へ移動
渡月橋周辺から歩いて駅へ向かいます。
- 2日目 14:00〜14:30JR嵯峨野線で京都駅へ
直通列車で京都駅へ戻ります。
- 2日目 14:30ごろ荷物回収・帰路へ
手荷物を受け取り、お土産を選んで帰りの列車へ向かいます。
2日間の電車移動にかかる運賃は往復合計で1,140円と手頃で、乗り換えもシンプルなので移動の負担を軽く抑えられます。
| 移動区間 | 利用路線・乗換 | 所要時間の目安 | 片道運賃 |
|---|---|---|---|
| 京都駅 → 清水五条駅 | JR奈良線+京阪本線(東福寺乗換) | 約13分 | 330円 |
| 祇園四条駅 → 京都駅 | 京阪本線+JR奈良線(東福寺乗換) | 約19分 | 330円 |
| 京都駅 ⇔ 嵯峨嵐山駅 | JR嵯峨野線(直通) | 各約18分 | 各240円 |
旅程の骨格が分かれば、自分たちの到着時間や好みに合わせて滞在時間を微調整しやすくなりますよ。
初日は東山へ|清水寺の参拝と産寧坂・二寧坂から祇園への町歩き
京都駅から東福寺乗換で京阪清水五条駅へ入り(約13分)、徒歩約25分の坂を上って清水寺を参拝した後は、産寧坂・二寧坂から八坂神社・祇園へと下りながら北上すると、美しい町並みと昼食・休憩を落ち着いて楽しめます。
清水寺から祇園までは南から北への下り坂が中心になるため、この順番で歩くと足への負担を抑えながら町歩きを満喫できますよ。
清水五条駅から清水寺への坂道と午前中の境内参拝
京都駅からはJR奈良線で東福寺駅へ向かい、京阪本線に乗り換えます。清水五条駅までは約13分で到着します。
駅を出たら、鴨川を背にして東へ向かい、松原通を通って清水寺を目指します。
駅から清水寺の仁王門までは徒歩約25分です。道中は次第に上り坂になっていくため、歩きやすい靴を選んでおくのが安心ですよ。

清水寺は朝6時から開門しており、秋期(9月1日〜11月20日)は夕方18時まで参拝できます(夏期は18時30分まで)。
午前中に到着できれば、お昼前の時間帯に境内を巡れます。本堂の舞台から望む四季の景色や、音羽の滝などを見学しながら、約1時間ほどかけて参拝してみてはいかがでしょうか。
季節ごとの詳しい開門時間や行事予定は、清水寺の詳しい拝観時間案内で事前に確認できます。
参拝を終えたら、仁王門前の清水坂周辺にあるお食事処でランチにするのがおすすめです。門前町には昼食を楽しめる店が並んでいます。
産寧坂・二寧坂から祇園へ抜ける午後の散策と休憩
昼食の後は、清水坂から産寧坂(三年坂)、二寧坂(二年坂)へと進みましょう。この一帯は石畳の道沿いに風情ある京町家が連なる、京都屈指の散策エリアです。

坂道沿いには風情ある店が並び、気になる店先を眺めながら歩くだけでも旅の気分が高まります。
階段や石畳の坂を下るルートになるので、足元に気をつけながら約1時間半ほどかけてのんびり散策してみてくださいね。
二寧坂を抜けたら北へ向かい、朱色の西楼門が印象的な八坂神社へ立ち寄りましょう。境内を通り抜けると、四条通が通る祇園エリアに出ます。
祇園周辺には甘味処や落ち着いたカフェがあります。たくさん歩いた後は無理をせず、喫茶店などで座ってひと休みし、足を休めましょう。
夕方まで祇園の街並みを楽しんだら、四条大橋の手前にある祇園四条駅から京阪電車に乗り、東福寺駅でJR奈良線に乗り換えれば約19分で京都駅へ戻れます。
2日目は嵐山へ|朝の天龍寺庭園から竹林の小径・渡月橋を巡る
京都駅からJR嵯峨野線で嵯峨嵐山駅へ直通(約18分)し、朝8時30分から開く天龍寺の庭園を訪れたあと、北門から竹林の小径、渡月橋・川辺へと巡ると、朝の時間を有効に活用しながら庭園・竹林・川辺という異なる自然景観へゆったり時間配分できます。
朝一番に庭園と竹林を訪れるスケジュールにしておくと、爽やかな空気の中で落ち着いて景色を堪能できますよ。
朝の天龍寺庭園と木漏れ日の竹林を歩く
2日目の朝は、京都駅からJR嵯峨野線に乗車します。乗り換えなしの約18分で嵯峨嵐山駅まで直通できるため、朝の移動もスムーズです。
嵯峨嵐山駅から天龍寺までは歩いて約13分です。世界遺産でもある天龍寺の庭園は、朝8時30分から参拝できます。
高校生以上500円(小中学生300円)の庭園参拝券を購入して境内へ入りましょう。
嵐山の山並みを借景にした曹源池庭園は、朝の清々しい光に包まれて見事な美しさです。四季の草花が彩る百花苑を抜け、約45分ほどかけて鑑賞します。

参拝受付や開門時間の詳細は、天龍寺の参拝・庭園案内でも確認できます。
天龍寺の百花苑を奥まで進むと北門があります。この北門を出ると、そのまま「竹林の小径」へ直接合流できるのがとても便利な動線です。

空へ高く伸びる青々とした竹林の間を約400メートルにわたって歩く小径は、木漏れ日が差し込み、すがすがしい気分で過ごせますよ。
渡月橋の川辺を眺めて昼食を楽しみ京都駅へ戻る
竹林の小径を抜けたら、南へ向かって歩き、嵐山のシンボルである渡月橋を目指しましょう。竹林から川辺までは歩いて約13分です。

ゆったりと流れる桂川と、山々を背景に架かる渡月橋の景色は開放感にあふれています。川辺の景色を眺めながらひと休みするのも心地よい時間です。
お昼時になったら、渡月橋の北側に広がる通り沿いへ向かいましょう。飲食店やお土産を扱う店が集まっており、昼食や買い物を楽しめます。
帰りは渡月橋周辺から歩いて約14分のJR嵯峨嵐山駅へ向かいます。直通列車に乗れば約18分で京都駅へ戻れるため、午後早めの時間帯にゆとりを持って帰路へ就けますよ。
手荷物は京都駅で預けて身軽に歩く|コインロッカーと宿の活用法
京都駅を起点に観光へ出て同じ駅へ戻るこのルートでは、大きな荷物があるなら駅のコインロッカーを活用すると、観光前に預けて戻り時に回収でき、身軽に散策できます。
対応する駅周辺の宿ならフロント預かりもスムーズですし、ロッカーに入らない大きな荷物には地下1階の有人窓口が役立ちます。リュックなど軽い荷物だけなら預け入れは不要です。
東山の参道には階段や上り坂が多く、嵐山でも数キロ歩きます。スーツケースを持って混雑した場所を歩くのは負担が大きいため、荷物の大きさに合わせて預け先を整理しておきましょう。
駅で預けて駅で回収する動線なら、京都駅のコインロッカーが自然な選択肢です。京都駅ビル1階をはじめ構内に大中小のロッカーが設置されており、観光前に入れて夕方戻ったときに受け取れます。
なお、ロッカーに入らない大きな荷物がある場合は、地下1階のCrosta京都の手荷物預かり案内にある有人窓口(8:00〜20:00、1日1個1,000円)を活用できます。
手荷物窓口の利用条件と宿の選び方
有人窓口は夜20時で営業終了となり、時間を過ぎると翌日引き取りや延長料金が発生するため回収時間には注意が必要です。混雑時の制限にも気をつけましょう。宿で荷物を預けたい場合は、チェックイン前・チェックアウト後の預かりに対応している宿を選ぶのが大切です。
荷物のサイズや宿泊先に合わせて無理のない預け先を選び、坂道や寺社の境内を手ぶらで軽やかに楽しんでみてくださいね。
宿泊拠点は京都駅周辺が便利|夜の回収と翌朝の嵐山出発がスムーズ
初日の東山散策後に京都駅で荷物を回収(または宿で受け取り)し、翌朝すぐにJR嵯峨野線で嵐山へ向かえるよう、宿泊は京都駅周辺を選ぶと乗換や荷物の移動負担を最小限に抑えられます。
京都駅周辺に宿を取っておけば、初日夕方に荷物を受け取ってそのまま徒歩でチェックインできます。荷物を持って混雑する地下鉄や路線バスに乗る必要もありません。
さらに、2日目の朝も利用できる駅ロッカーや預かり対応の宿を活用できれば、朝のJR嵯峨野線に乗りやすく移動の手間を減らせます。
もし京都駅への到着が午後になってしまった場合や、歩行の疲れが心配なときは、初日の祇園散策を短縮して早めに宿へ入るなど、予定を柔軟に調整してみてください。
メインの清水寺と門前町の散策をしっかり楽しめれば、東山の風情は十分に味わえます。2日目の朝の嵐山スケジュールを維持することで、旅全体の満足度を高く保てますよ。
京都の車なし1泊2日を楽しむまとめと次の準備
初日の東山で歴史ある町並みを歩き、翌日の嵐山で爽やかな自然美に触れる旅程なら、車がなくても京都の魅力を存分に楽しめます。
1日1エリアに絞って京都駅を拠点に電車で移動し、大きな手荷物をあらかじめ預けておくこと。この2つのポイントを押さえるだけで、旅の快適さは驚くほど変わります。
旅行の日程が決まったら、京都駅からの近さや荷物預かりの条件を基準に、早めに宿を比較・予約しておくのがおすすめです。
もし泊まりではなく日帰りでサクッと京都を訪れたい方や、一人旅でコンパクトに回るルートを探している方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

手荷物の預け先と宿泊拠点をしっかり押さえて、歴史ある町並みと豊かな自然に出会う京都の休日を思いきり楽しんできてくださいね!
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