「車を持っていなくても、有馬温泉で温泉旅行を楽しめるのかな?」「有馬温泉は坂道が多いと聞くけれど、駅から宿まで歩けるか不安…」とお悩みではないでしょうか。
結論からお伝えすると、有馬温泉は車がなくても全く問題なく旅行を楽しめる温泉地です。ただし、街全体の地形として急坂や階段が多いため、適当に宿を選んでしまうと「駅からスーツケースを持って激坂を登るハメになった…」というトラブルになりかねません。
車なし旅行で移動ストレスをゼロにするコツは、大きく分けて次の2つのどちらかを選ぶことです。
- 温泉街中心部エリア(徒歩5分以内・平坦)の宿を選ぶ
- 高台・郊外エリアの無料送迎サービスが手厚い宿を選ぶ
この記事では、有馬温泉の地形的特性を踏まえた「車なし宿の選び方」をはじめ、旅行スタイルや目的に合わせたおすすめの厳選宿を比較しながら分かりやすくご紹介しますね。
有馬温泉は車なしで行ける?結論「徒歩5分圏内」か「無料送迎対応宿」を選べば安心
有馬温泉は山あいの斜面に温泉街が形成されているため、中心部のメインストリート(太閤通・滝通など)から外れると、かなり急な上り坂が続きます。地図上の直線距離では「駅から徒歩7〜8分」と書かれていても、標高差がある高台へ向かう道はスーツケースを引きながら歩くのが非常に大変なケースも珍しくありません。
ですが、安心してください。車なしの旅行者でも快適に過ごせる仕組みが整っています。
まず、大阪(梅田)や神戸(三宮)からの電車や高速バスの到着口(神戸電鉄「有馬温泉駅」、阪急バス・JR高速バス「有馬温泉バス停」)は、すべて温泉街入口の平坦な場所に集結しています。
そして到着後の移動パターンは以下の2つに決まります。
- 徒歩5分圏内の中心部宿: 到着口から平坦〜緩やかな坂を徒歩3〜5分歩くだけで到着する。
- 高台・郊外の送迎対応宿: 事前予約や到着時の電話連絡を行うことで、無料の送迎車で案内してもらえる。
つまり、「徒歩でサクッと行ける平坦な宿」か「公式案内がしっかりしている送迎対応宿」のどちらかを指定して予約すれば、車がなくても快適な温泉旅行が叶うというわけです。
ただし、送迎サービスは宿ごとに「利用可能な時間帯」や「予約・呼出方法」が定められており、混雑時には到着後の待ち時間が発生する場合もあります。あらかじめ予約前に各宿のアクセス公式案内を確認しておくことが大切ですよ。

【一目でわかる】車なしで行ける有馬温泉のおすすめ宿比較表
有馬温泉で車なし旅行に向いている主要なおすすめ宿の立地や送迎条件、適した旅行スタイルを一覧表にまとめました。
| 宿名 | 徒歩目安 | 坂道の状況 | 送迎対応(時間・呼出方法) | おすすめの旅スタイル | 価格帯目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 陶泉 御所坊 | 徒歩約5分 | 平坦 | 到着時電話連絡(要事前問合せ) | 温泉街散策・歴史ある老舗に泊まりたい方 | やや高め |
| 角の坊 | 徒歩約7分 | 緩やかな坂 | 8:00〜22:00(到着時電話連絡) | 外湯めぐり・散策中心で立地重視の方 | 標準 |
| 有馬ロイヤルホテル | 徒歩約5分 | 緩やかな坂 | 到着時電話連絡(要事前問合せ) | コスパ良く温泉街中心部に泊まりたい方 | リーズナブル |
| 有馬グランドホテル | 徒歩約10分 | 急坂 | 8:00〜21:00(到着時電話: 078-904-0181 または事前Web手配) | 絶景・館内施設重視の宿ごもり・ファミリー・高齢の方 | 高め |
| 兵衛向陽閣 | 徒歩約6分 | 坂あり | 到着時電話連絡(078-904-0501 / ※混雑時待ち時間あり) | 名物金泉巡り・バイキング・老舗の安心感 | 標準〜高め |
| 竹取亭円山 | 徒歩約15分 | 急坂 | 到着時電話連絡(事前連絡推奨) | 無料貸切風呂で静かに過ごしたいカップル・ご夫婦 | 高め |
| 元湯 龍泉閣 | 徒歩約10分 | 急坂 | 到着時電話連絡(要事前問合せ) | 子連れファミリー(キッズ設備重視) | 標準 |
自分の希望が「散策メイン」なのか「宿ごもり・温泉満喫メイン」なのかによって、選ぶべき宿が分かってきますよね。それぞれの詳細について詳しく見ていきましょう。
温泉街の散策・食べ歩きを満喫したい人向け!駅近・平坦アクセスの宿
炭酸せんべいの食べ歩きや、金の湯・銀の湯の外湯めぐり、温泉街のカフェ散策を中心に楽しみたい方は、温泉街中心部にある徒歩圏内の宿を選ぶのが一番です。
観光の合間に宿へ戻って荷物を置いたり休憩したりできるため、車がなくても疲れ知らずで散策を満喫できますよ。

陶泉 御所坊(とうせん ごしょぼう)
創業800年余りの歴史を誇る有馬最古の老舗旅館です。 神戸電鉄の有馬温泉駅やバス停から徒歩約5分ほどで、滝通沿いの平坦な道を歩くだけで到着します。途中に厳しい急坂がないため、荷物を持って歩くのも非常にラクです。
外湯の「金の湯」までは徒歩1分、賑やかな太閤通へも徒歩2分と、散策の拠点として完璧な立地です。歴史あるクラシックな館内で極上の金泉と山家料理を堪能できます。
角の坊(かどのぼう)
温泉街の真ん中、金の湯のすぐ隣に位置する老舗宿です。 駅やバス停からは徒歩7分ほどですが、温泉街の中心を抜ける緩やかな道なので楽しく歩けます。
金の湯まで徒歩2分、銀の湯まで徒歩5分という好立地のため、「何度でも外湯や街歩きに出かけたい」という外湯めぐり派にぴったり。送迎対応時間も朝8時から夜22時までと幅広く用意されており、万が一の移動サポート面でも安心です。
有馬ロイヤルホテル
温泉街中心部に位置し、徒歩5〜8分ほどでアクセスできる使い勝手の良い宿です。 駅から徒歩圏内でありながら、屋上露天風呂を備えており、1泊2食付きで比較的リーズナブルなプランも用意されています。
「温泉街の真ん中に泊まりたいけれど、宿泊費用は少し抑えたい」というコスパ重視の方におすすめの選択肢ですね。
有馬温泉(温泉街中心部エリア)の宿を比較する
料金や宿泊プランは予約サイトによって異なる場合があります。
宿ごもりや温泉めぐりを満喫したい人向け!無料送迎が手厚い絶景・温泉充実の宿
「せっかくの旅行だから、宿の絶景露天風呂でゆっくり過ごしたい」「送迎を使って移動の手間をなくしたい」という方は、高台や郊外にある送迎充実の宿がおすすめです。
高台にある主要宿では送迎車が用意されていますが、送迎受付の時間帯や呼び出し方法(到着時の電話連絡や事前連絡など)は宿ごとにルールが異なります。また、チェックイン前後のピーク時間帯は周回や車の手配で少し待つ場合もあるため、事前に公式のアクセス案内を確認して余裕を持って利用しましょう。

有馬グランドホテル
有馬温泉街を見下ろす高台に建つ、関西屈指の大型リゾート旅館です。 駅から徒歩で行くには厳しい急坂の上にありますが、送迎体制が非常に手厚く整っています。
送迎利用可能な時間帯は8:00〜21:00となっており、駅やバス停に到着した時点で電話(078-904-0181)をかけるか、事前Webフォームで手配しておくことで送迎車が案内してくれます。最上階の展望大浴場「雲海」からの景色は絶景そのもの。館内はバリアフリー設計が徹底されているため、高齢の親御さんとの旅行や三世代旅行にも最もおすすめできる宿です。
兵衛向陽閣(ひょうえこうようかく)
創業700年の歴史を持つ有馬温泉を代表する老舗旅館です。 駅から徒歩5〜6分ほどの小高い場所に位置しますが、上り坂があるため到着時に電話(078-904-0501)を入れることで最寄りの駅やバス停まで迎えに来てもらえます(※混雑状況によっては順番待ちやピストン運行で少し時間がかかる場合があります)。
趣の異なる3つの大浴場を備えており、館内で湯めぐりを楽しめるのが最大の魅力です。夕食の旬彩バイキングや和会席も評価が高く、老舗ならではの行き届いたおもてなしで快適に過ごせます。
竹取亭円山(たけとりていまるやま)
高台の静かな環境に佇む、大人の隠れ家的な温泉旅館です。 駅から徒歩15分ほどの高台に位置するため徒歩移動は現実的ではありませんが、駅やバス停到着時の連絡で送迎に対応してくれます。
金泉・銀泉を贅沢に楽しめる全8ヵ所の貸切風呂が魅力で、車なしでも静かに温泉を満喫したいカップルやご夫婦の旅行に人気です。
元湯 龍泉閣(もとゆ りゅうせんかく)
有馬の高台にある、お子様連れファミリーに特化した人気の温泉宿です。 こちらも徒歩だと激坂を登る必要がありますが、到着時の連絡で送迎車を出してくれます。
キッズスペースや室内プール、離乳食対応などお子様向けのサービスが非常に充実しているため、小さなお子様連れで車なし旅行を計画されているご家庭には第一候補となる宿ですね。
有馬温泉(高台・郊外エリア)の宿を比較する
料金や宿泊プランは予約サイトによって異なる場合があります。
車なし有馬温泉旅行で失敗しないための3つの注意点
最後に、車なしで有馬温泉へ行く際に覚えておきたい大切なポイントを3つご紹介します。
チェックイン前の荷物は宿への事前問合せか「駅・バス案内所のコインロッカー」を活用する
「15時のチェックイン前に着いて観光したいけれど、大きなスーツケースが邪魔…」という悩みもありますよね。
まず第一の基本として、宿泊予定の宿へ事前に連絡し、チェックイン前の荷物預かりが可能かどうかを確認しておきましょう。多くの宿でフロント預かりに対応してくれます。
もし宿へ行く前に到着口ですぐに荷物を預けて散策を始めたい場合は、以下のコインロッカーを活用するのが安心です。
- 神戸電鉄 有馬温泉駅コインロッカー: 改札口を出てすぐ(券売機・バス乗り場付近)に設置。現金(100円硬貨)専用。
- 阪急バス有馬案内所のコインロッカー: 有馬温泉バス停の案内所建物内に設置(利用可能時間 9:30〜17:40、現金専用)。
あらかじめ100円硬貨を少し手元に用意しておくと、駅やバス停に着いてからスムーズに荷物を預けられますよ。
「素泊まり」にするなら夜の夕食場所に注意!基本は2食付きが安心
有馬温泉街の飲食店や土産物店は、夕方17時〜18時頃に一斉に閉店するお店がほとんどです。
車なしで「夕食なし(素泊まり)」のプランを選び、夜の温泉街でご飯を食べようとすると、営業しているお店が居酒屋やうどん店など数軒に限られてしまい、「夕食難民」になってしまうリスクがあります。
夜間に車で少し離れたレストランへ行くこともできないため、車なし旅行では「夕食・朝食付きの2食付きプラン」を選んでおくのが一番安心です。どうしても外食したい場合は、夜営業しているお店を事前に調べて予約しておきましょう。
予約時に「車なし」と伝え、送迎時間・連絡先を事前確認しておく
宿を予約する際、備考欄や連絡事項の欄に「交通手段:電車(または高速バス)」と一言添えておくのがおすすめです。
宿側も車なしでの来館だとあらかじめ分かっていれば、到着時の送迎案内がスムーズになります。また、宿ごとに送迎の対応可能時間(例: 有馬グランドホテルは8:00〜21:00など)や連絡用電話番号が異なるため、当日慌てないようにスマホへ保存し、最新の公式案内を事前確認しておきましょう。
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料金や宿泊プランは予約サイトによって異なる場合があります。
まとめ:自分の旅スタイルに合わせたエリアと送迎条件で宿を選ぼう
有馬温泉は「車がないと行けないのでは?」と思われがちですが、アクセスポイントがまとまっており送迎サービスも充実しているため、車なしでも十分に楽しめる温泉地です。
- 温泉街の散策・食べ歩きを楽しみたい: 徒歩5分以内の「温泉街中心部エリア」(陶泉御所坊、角の坊など)
- 宿で温泉や絶景をゆっくり満喫したい: 送迎サービスが充実した「高台・郊外エリア」(有馬グランドホテル、兵衛向陽閣など)
送迎時間や手配方法などの最新情報を事前に公式案内でチェックしたうえで、ご自身の旅行スタイルにぴったりの宿を選び、快適な有馬温泉旅行を楽しんできてくださいね。



